株式会社 松本歯科商会
〒984-0047
宮城県仙台市若林区
木ノ下2-1-20
TEL 022-293-3588
FAX 022-293-3594
info@matsumoto293.com
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

お知らせ

口からの食事

2014年02月19日

昨日、言語聴覚士さんと口からの食事の話になりました。

飲み込みができなくなった患者様の口腔ケアで粘膜マッサージの際に
棒についた飴で行う時があるそうです。
いつも動きの悪い舌が飴が動く方へ動いてリハビリ効果抜群
「飴がなくなって棒だけになったのでケアも終了です。またね。」
と患者様に挨拶すると
「おいしかった
って患者様が云ってくれるそうです。
いつも患者様のことを考えている、かわいいSTさんです

こんな話もしていました
口から食事できない患者様が家族に口から食べたいと訴え、
家族からは「窒息してもいいから口から食べさせてください」と云われたそうです。
「すみません、ここは病院なので、それは出来ません」と答えたそうです。

父も飲み込みが悪くなってゼリーに包んで食事を出したらほとんど手をつけませんでした。
母は入院中は水分・塩分制限でしたが、
退院後「喉を鳴らすように水が飲みたい」「おさしみもおしょうゆをつけて食べたい」といわれ、
我慢して長く生活したほうがいいか、食べる楽しみを優先した方がいいか考えました。

お母様を亡くされた方が口からの食事が出来なくなった時に「うにが食べたかった」
って話されたそうです。
母に長生きはしてもらいたいけど、母以外の人がモリモリ食べるのを横目で見るなんてことは
させたくなかったので水分・塩分制限を解除して、みんなと同じように食事をしてもらいました。
後悔はしてません。

しかし、これは家にいたから、家族が責任取れたからなんでしょうね。
難しくて、胸が苦しくなる問題です。

口腔ケアの重要性を考えさせられました

                   chi