Matsumoto Dental Inc.
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2014年02月19日
昨日、言語聴覚士さんと口からの食事の話になりました。
飲み込みができなくなった患者様の口腔ケアで粘膜マッサージの際に
棒についた飴で行う時があるそうです。
いつも動きの悪い舌が飴が動く方へ動いてリハビリ効果抜群
「飴がなくなって棒だけになったのでケアも終了です。またね。」
と患者様に挨拶すると
「おいしかった」
って患者様が云ってくれるそうです。
いつも患者様のことを考えている、かわいいSTさんです
こんな話もしていました
口から食事できない患者様が家族に口から食べたいと訴え、
家族からは「窒息してもいいから口から食べさせてください」と云われたそうです。
「すみません、ここは病院なので、それは出来ません」と答えたそうです。
父も飲み込みが悪くなってゼリーに包んで食事を出したらほとんど手をつけませんでした。
母は入院中は水分・塩分制限でしたが、
退院後「喉を鳴らすように水が飲みたい」「おさしみもおしょうゆをつけて食べたい」といわれ、
我慢して長く生活したほうがいいか、食べる楽しみを優先した方がいいか考えました。
お母様を亡くされた方が口からの食事が出来なくなった時に「うにが食べたかった」
って話されたそうです。
母に長生きはしてもらいたいけど、母以外の人がモリモリ食べるのを横目で見るなんてことは
させたくなかったので水分・塩分制限を解除して、みんなと同じように食事をしてもらいました。
後悔はしてません。
しかし、これは家にいたから、家族が責任取れたからなんでしょうね。
難しくて、胸が苦しくなる問題です。
口腔ケアの重要性を考えさせられました
chi